ご挨拶

社会課題(持続可能な開発目標:SDGs)解決の道筋として、資源循環型社会の早期実現は必須です。海外からの輸入依存率の高い我が国の金属資源確保の現状では、昨今のコロナ禍を含めた感染症拡大、自然災害、世界情勢、供給国の国政等の影響を受けます。そこで、化学処理とマイクロ波加熱の複合化により低温処理を実現した省エネ・CO2削減の革新的精製技術を活用し、鉱物資源の安定供給を確保するとともに、リサイクルによる国内の金属資源循環を確立(図1)することを目標として、「有限鉱物資源循環システム共創拠点(図2)」の設立に向けた活動を行っています。鉱物資源確保だけでなく、廃棄物を確実に回収するため、SDGsへの理解•浸透や様々なステークホルダーとの強力な連携により、循環型サプライチェーンを構築し、有限鉱物資源の循環型社会を実現したいと考えています。なお、本活動は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の令和2年度「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)(共創分野:育成型)」(JPMJPF2002)の支援を受けて実施しています。国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構を代表機関とし、大学等研究機関として、国立大学法人東北大学金属材料研究所及び一般財団法人国際資源開発研修センター(JMEC)、企業等として、日本ガイシ株式会社及び株式会社化研の参画機関で進めています。

図1

図1

図2

図2

愛称(MiRESSO)とロゴについて

英語タイトル(COI-NEXT for Mineral Recycling System and Society Driven by Innovative Refining Technology)より頭文字を選定し、「ミレソ」とリサイクル(繰返し音楽記号)を音楽的図案で表現しました(arranged & designed by 笠田教授)

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